活動成果7

7 ネットワークの形成

マロッタ氏を招いてのシンポジウムの共催(2003年)

イタリアの“CO.IN”(統合協同組合連合)マウリツィオ・マロッタ会長の来日にあたって、他団体と共に実行委員会形式でシンポジウムを開催し、事務局を当協議会が担いました。2003年9月2日「地域で障がい者と共に働く~イタリアの実践から学ぶ市民集会」というテーマで、マロッタ氏にイタリアの社会協同組合と障がい者の就労支援について基調講演をいただき、引き続いてパネルディスカッションを行いました。
地域の障がい者の働く場からの発言や、地域生活支援センターの活動、東京都の施策について認識を深めることができました。急遽の企画でしたが、170名を超える参加者がありました。その後、マロッタ氏を招聘した、特定非営利法人・共同連主催のイタリアの障がい者の就労と福祉政策を学ぶ研修に事務局を派遣しました。様々な市民発の事業を社会協同組合として地域に設立し、社会的に不利な立場の人々が労働を通して社会参加できるしくみを作り出している様子を視察し、今後の協同組合型地域社会作りに向けてのヒントを得ることができました。福祉協議会としても共同連との連携、イタリアB型社会協同組合を学ぶ福祉ツアーなどの実施につながりました。

地域福祉フォーラム2007「つながる♥つながって地域をつくろう」

地域福祉ビジョンをおおぜいの運動グループの仲間と共有し、地域での具体化にむけていっしょに考えあう初めての企画として2007年12月10日に福祉協議会主催のフォーラムを開催しました。東京運営委員会からのメンバーも加えて実行委員会を形成し、基調講演、分科会の構成で企画実施しました。147名の参加があり、様々な団体のメンバーが顔を合わせ、運動グループ総体として豊かな地域づくりを進めていくことを意識できる機会となりました。分科会のテーマ「コミュニティ・たすけあう」「在宅医療のこれからを考える」「障がい者と共に働く」は今後の活動にも重要なテーマとなるものでした。フォーラム開始前に地域の運動グループを見学するオプション企画も設け、パスレル保谷見学に28名、社会福祉法人悠遊見学に7名が参加しました。フォーラムの様子を報告書にまとめ、当日参加できなかった人とも共有できるようにしました。(概要は資料p15)

No!寝たきりデーへの参加

NPO法人市民福祉サポートセンターが企画・実施する「NO!寝たきりデー」に協賛し、参加しました。「介護保険制度検証における基礎調査」や「介護予防の実態調査」の報告や調査から見えてきたことを提言するなど、高齢者福祉に取り組む他団体との広い連携につながりました。

NPO法人 共同連との交流

イタリア統合協同組合連合のマウリツィオ・マロッタ会長の来日時にシンポジウムを共催したことをきっかけに、NPO法人共同連との交流が始まりました。2005年度には、共に働く場の実現にむけ、共同連を含め国内7ヶ所を視察する福祉ツアーを企画・実施しました。その報告会として、2006年3月11日に共同連のメンバーを招いてのシンポジウム「障がいのある人もない人も共に働きあう!」を開催しました。共同連から白杉滋郎氏(ねっこ共同作業所)、森本秀治氏(手づくりパンの店ポッポ)、斉藤懸三氏(わっぱの会・共同連事務局長)を招き、実践報告をいただくと共に東京でも早く実践をとのエールをいただきました。
インクルーシブ地域社会の実現にむけて、共同連の大会やシンポジウムに参加するなどの連携を続けています。

ピアふぇすたへの参加

東京運営委員会主催による「ピアふぇすた」が2008年より企画開催されています。福祉協議会としても参加し、介護保険調査や福祉ツアーの報告などを展示し、活動アピールを行いました。

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