ワーカーズコレクティブ スーユンタン
【事業概要】
①縫製部門
30代2名60代1名の女性が中心に衣類のリフォーム(丈詰め、ウエスト詰め、すり切れ補修、肩パッド取り…)と和服リメイク製品の制作・販売を行います。リフォームでは高齢者が着やすい衣類の工夫(ファスナーの持ち手を大きくする‥)を提案。着物リメイクでは眠っている着物を普段使いの洋服に作り変えます。また、サンプルからのセミオーダーでは、縫い賃のみの手軽な価格でお仕立ていただけます。
仕立て準備の着物をほどく仕事は、1名のハンディキャッパー青年が担っている。また清掃事業は生活クラブセンターでの日常的清掃(月5回平均)が清掃事業の技術獲得の場のホームグラウンドとなっています。障がいがあっても少しづつ技術を獲得する事が可能となっています。
障がい者就労室、作業所、保護者、本人のチームワークで、社会への参加、自立への道すじなどを協議しながら仕事の進め方を検討することができます。
石けん、重曹、クエン酸、漂白剤、天然由来ワックスを使った人体にも環境にもやさしい清掃方法。小さなお子さんのいる家庭の清掃にはうってつけ。
【設立経過】
「障がい者とともに働く」をテーマに共に働く事業所作りを東村山地域協議会で2006年活動をスタート。
共同連の事業所や、埼玉ワーカーズ「青いそら」、福岡の「リフォーム事業所」などの見学を重ね、業種の模索をおこなってきました。
2008年度、洋服のリフォーム事業にまとを絞り、人材の掘り起こしを地域協議会でおこない参加者を募る。
洋服のリフォームは大量生産大量廃棄ではない暮らしの提案である事、縫う技術を獲得できる事、障がい者、高齢者用の着易い服などニーズにあったデザイン提案=暮らしの提案が出来る事業として、新たな社会的事業所をめざして2009年にワーカーズスーユンタンをスタート。
「スーユンタン」はスウェーデン語で「縫う人々」という意味。1930年の世界恐慌のころにスウェーデンの女性たちが集まって、縫い物などの手仕事などの経済活動で社会を支えた歴史があることから、私たちの社会を作り変える小さな実践としてこの単語を事業所名にしました。
スタート当初から市障害者就労支援室と連携し、障がい者の社会参加の一歩としての受け入れを実施。2011年には縫製部門の他石けん清掃部門を立ち上げ、生活クラブ事業所の清掃を受託、また食のワーカーズのグリストラップ清掃、一般家庭の換気扇、ワックスがけなどをおこなっています。
一般就労に繋がった知的障がいの青年他、現在はダウン症青年、高次脳機能障がい者、ニート青年を含め10人が清掃に関わり、障がい者就労支援事業として機能してきました。
ワーカーズコレクティブ スーユンタン
住所:東京都東村山市栄町2-26-8-101
電話:TEL:042-306-2442 FAX:042-306-2442
mail:syjuntan@hb.tp1.jp